丘を降りて来るあいだに 何十もの 何百もの 何千もの いや きっと 何万もの 草や花を 踏んづけでしまったのだろう 僕が通ったことで なにかが変わってしまったとしたら 申しわけないというか なんというか 夜になれば 僕の知らない動物たちがやってきて たくさんの草花を 踏んづけていく だから 僕が通ったことは 大したことではない そう思いたい
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